高千穂神社
三代実録第一巻(858年)に「従四位高智保皇神」とあり、その記述からも当時から日向国を代表する神社であったことがうかがえます。天慶年間には「十社大明神」(三毛入野命、その妻・鵜目姫命ほか8子神の計10神)と称し、高千穂郷八十八社の総社とされました。祭神である三毛入野命が邪神・鬼八荒神を退治したとされる伝説(民話と伝承のページ参照)が残り、それにちなんだ「猪掛祭」(祭りと伝統芸能のページ参照)は今も受け継がれています。境内には、鎌倉将軍源頼朝の命により秩父の畠山重忠が代参した際に植えたとされる「秩父杉」(町の天然記念物)や奉納された「鉄造狛犬一対」(国の重要文化財)があります。高千穂峡に近く、多くの観光客が訪れます。(大字三田井)
高千穂神社
くしふる神社
古事記にある天孫降臨の地「筑紫日向の久志布流多気……」と考えられている「くしふる峰」を御神体としています。かつては社殿はなかったようですが、高千穂八十八社の一つとして数えられてきました。1694年(元禄7年)に社殿が創建され、今日に至っています。森に囲まれ静かなたたずまいの社です。(大字三田井)
くしふる神社
天岩戸神社
岩戸川を挟んで東西に宮があります。川の断崖に天照大神(アマテラス)が隠れ籠った天岩屋戸(神話のページ参照)があるとされ、西本宮はその岩屋そのものを御神体とし、拝殿は川を挟んで対岸にある岩屋を遙拝する位置にあります。一方東本宮は、天照大神(アマテラス)を祀っています。岩戸川の上流約500メ−トルのところに天の安河原(天照大神の岩戸隠れの際、神々が策を練るため集ったとされる場)があります。境内には樹齢数百年のおがたまの樹、江戸時代旗本が寄進した石灯篭、などがあります。また高千穂夜神楽の一型・「岩戸神楽」が伝わっています。(大字岩戸)
天岩戸神社(西本宮)
二上神社
風土記などに登場する天孫降臨の地「二上峯」のこととされる二上山にあります。(神話のページ参照)(大字押方)
八幡大神社
延暦元年(782)創建と伝わる古い神社で、江戸時代までは鶏足寺とともに神仏習合の寺社でした。境内の森は町保護樹木指定で、国の天然記念物であるケヤキとイチョウの他、「有馬杉」・「逆さ杉」などが現存します(巨樹のページ参照)。(大字下野)
八幡大神社
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