高千穂写真ギャラリー「高千穂の夜神楽」(下永の内神楽)



天岩戸神社(東本宮)下永の内神楽 2001年11月17日

No.
演目
人数 説明 JPG
太殿(たいどの) 神楽はじめの舞。
神降(かみおろし) 神を招し降す舞。式3番。
鎮守(ちんじゅ) 神しづまりの舞。式3番。
杉登(すぎのぼり) この内に出られる鬼神は建御雷神(たけみかずちのかみ)。式3番。
地固(ぢがため)
幣かざし(ひかざし) 「幣神添(へいかんぜ)」ともいう。
弓正護(ゆみしょうご) 弓を持って悪魔を祓い舞う。
住吉(すみよし) 住まいの無事であるように祈る舞。
岩くぐり(いわくぐり) 剣の舞。
10 袖花(そではな) 病よけの舞。
11 芝のり(しばのり) 天孫ににぎの尊が柴輿に乗り降り給う舞。岩戸地区では神主も2人登場。神主の方が上座。(上野・田原では荒神が上座。)
12 地割(ぢわり) 神主と猿田彦神の問答にて屋敷祭りに舞う舞。神主は天児屋根命。 平成13年度は行われなかった。
13 本花(ほんばな) 豊年を祈る舞。 平成13年度は行われなかった。
14 五穀(ごこく) 豊年祝いの舞。 平成13年度は行われなかった。
15 七奇神(しちきじん) 大国主命と御子七人の舞。七福神。 平成13年度は行われなかった。
16 護身体(ごしんたい) 国産みと酒こしの舞。
17 蛇切(じゃきり) すさのおの尊の大蛇(おろち)退治の舞。
18 八鉢(やつばち) すさのおの尊が嫁を迎えて喜びの舞。木製の陽物が登場する。(昔は大根製の陽物であったそうである。)
19 武智(ぶち) 「鞭かざし」ともいう風難よけの舞。 平成13年度は行われなかった。
20 四人鎮守(よにんちんじゅ) 神々の喜びの舞。 平成13年度は行われなかった。
21 火の前(ひのまえ) 火をふする舞。火伏せ。 平成13年度は行われなかった。
22 太刀かざし(たちかざし) 剣難よけの舞。 平成13年度は行われなかった。
23 置絵(おきえ) 水難よけと火伏せの神楽に舞う。 平成13年度は行われなかった。
24 大神(だいじん) 大海人わだつみの神の清めの舞。 平成13年度は行われなかった。
25 山森(やまもり) 建御雷神(たけみかづちのかみ)、鹿の皮を取り来たりて太鼓を作り給う舞。
26 柴引(しばひき) 大玉命が香久山より榊を引き来たりて岩戸の前に飾り給う舞。岩戸5番。
27 伊勢(いせ) 天児屋根命が岩戸開きの準備をする舞。岩戸5番。
28 手力(たぢから) 手力男命が大幣を以って、天照大神の御岩屋を探り給う舞。岩戸5番。
29 鈿女(うずめ) 鈿女命が身振り面白く天照大神を誘い出させる舞。岩戸5番。
30 戸取(ととり) 手力男命が岩の戸を取り払い給う舞。岩戸5番。
31 舞開(まいびらき) 思兼命(おもいかねのみこと)が天照大神の神手を取りつれ出し給う舞。岩戸5番。
32 繰下(くりおろし) 注連(しめ)を引いて神々を送り帰す舞。
33 雲下(くもおろし) 紙飾りを取りおろす舞。

※岩戸地区は、宮神楽から道行き(御神幸)、舞入れが済んでから、ほしゃどん(舞手さん)達は、自宅に帰って入浴し夕食を取ってから、神楽宿に集合するというしきたりがあるため、見学される方はその心積りが無いと、じっとお腹をすかせて神楽を待つことになります。「郷に入らば郷に従え」のスタンスで一夜限りの氏子さんとしてご見学ください。
※えりもの(彫物)とよばれる切り紙は、岩戸地区ではずっと使いまわしているため、神楽が終わってもお分けすることはできません。ただし、天岩戸神社西本宮社務所で代表的な4種類ほどを1枚400円にて販売していますので、ご希望の方は、天岩戸神社西本宮社務所にてご購入ください。
※33番の全部を行うには、ほしゃどん(舞手)が20名ほどは必要となり、過疎が著しい地区では、20数番ほどしか行えない地区も増えてきています。33番の順番も決まったものではなく、順番も変動します。
※神楽をご見学の際は、1人当り焼酎2〜3本か、現金2〜3千円を「御神前」として祝儀封筒に包んで持っていくことがマナーとなっています。
※地区によっては、夜食などが出る地区もありますが、基本的には出ないと考えておかれた方がよろしいかと思います。また、「家へ来てください。」とお誘いがあった場合も、ついて行くと食事にありつけたとしても神楽が見れない結果となります。したがって、神楽を見たい方は、簡単な夜食を持参されておいた方がよいでしょう。
※写真撮影・ビデオ撮影でストロボや三脚を使用する場合、神楽宿に着いてから受付の人にその旨連絡して、邪魔にならない場所で撮影しましょう。また、注連縄の張ってある神庭(こうにわ)とよばれる舞う場所など、一般の方が入ってはいけない場所もありますので、「しきたり」に従ってください。
※「彦舞」が無く、「蛇切」があるなど、三田井系列とは違う演目もあります。天岩戸があるところは、「高天原」と解釈されているため、地上でなく天上のため、「天孫降臨」する必要が無いという話です。
※系統の岩戸ほしゃどん(舞手)の頭には、赤襷を「挟み上げ」で固定しており、「古代の髪型のみずら」を模しているとも伝えられています。


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