高千穂以外の神楽写真ギャラリー「尾八重神楽」


西都市 尾八重神楽 平成20年11月22日〜23日 於:尾八重小学校跡&尾八重神社境内

No. 演目 人数 内容 JPG
注連立て 尾八重小学校跡の校庭に設けられた神庭に注連を立てる。10時30分頃。
八幡神社で宮神楽 八幡神社に移動し、宮神楽。「清山」などで舞われる基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。長老の神主さんは、今年89歳だそうだ。笛は女性が吹いてあった。太鼓には楽板が取り付けてあった。







■(=しんにょう+神)上(しめあげ) 尾八重小学校跡の校庭に設けられた神庭にて舞われる。お神楽斎場のできたことを祝う舞い。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。14時45分。



尾八重神社で神事 尾八重神社へ移動し、神事の後、少女4人による「浦安の舞」がカセットテープの雅楽の音で舞われる。15時9分。






道行き 尾八重神社から尾八重小学校跡の校庭に設けられた神庭へ移動。



夕食 体育館にて直会。御初穂をおさめた人には、幕の内弁当引き替えチケットと猪汁引き替えチケットが配布される。外のテントでは、うどんやビール、焼酎、清酒、コーヒーの他、ゆずなどのバザー店が出ている。17時42分。
清山(きよやま) お神楽の始まりを告げ、お祓いをする舞。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。19時19分。

地割(ぢわり) 天地を鎮め、斎場を清める舞。19時41分。


幣差(ひさし)(前半) 幣飾りの舞。天太玉命が岩戸開きのとき、しめ縄を張って造らせ舞った神楽。花鬼神の地舞。20時13分。

花鬼神(はなきじん) 壱岐宇多守(いきうたのかみ)(=湯之片若宮大明神、尾八重神楽の祖)神面の舞。20時31分。
※高千穂神楽の「杉登」の「入鬼神」のように素面の地舞の途中で登場する。




幣差(ひさし)(後半) 幣飾りの舞。天太玉命が岩戸開きのとき、しめ縄を張って造らせ舞った神楽。花鬼神の地舞。20時43分。
大神神楽(だいじんかぐら) 大直日命(おおなおひのみこと)、神直日命(かむなおひのみこと)のお祝いの舞。21時。

宿神地舞(しゅくじんぢまい) 基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。21時22分。

宿神 尾八重八幡神社神面の舞い。21時49分。
※銀鏡神楽の8番「西之宮大明神」と同様に、宝冠へ見物客が御賽銭をつつんだおひねりを入れたら縁起が良いとされ、バスケットボールのフリースロー状態となっている。






番外 浦安の舞(うらやすのまい) 少女4 尾八重神楽の神事でも舞われた少女4人による「浦安の舞」がカセットテープの雅楽の音で舞われる。22時30分

せんぐまき 22時39分。東京の石地まゆみさんが書かれた本『赤き弓』(深夜叢書社)に尾八重神楽の梓弓について読まれたものを紹介され、挨拶の後に餅撒きがあった。ビニール袋入りなので衛生的に良いと思った。


鎮守神楽(ちんじゅかぐら)(前半) 八幡の地舞。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。22時55分。

10 八幡(はちまん) 尾八重八幡神社の神面の舞。23時6分。
※高千穂神楽の「杉登」の「入鬼神」のように素面の地舞の途中で登場する。


鎮守神楽(ちんじゅかぐら)(前半) 八幡の地舞。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。23時22分。

11 八社神楽(はっしゃかぐら) 八ツ尾鎮座の社に奉納する舞。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。23時33分。



12 八子舞(やこんまい)(前半) 稲荷大明神の地舞。お膳と鏡と芋を持って舞う。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。23時47分。
13 稲荷鬼神(いなりきじん) 稲荷大明神、湯之久保鎮座神面の舞。0時1分
※高千穂神楽の「杉登」の「入鬼神」のように素面の地舞の途中で登場する。



12 八子舞(やこんまい)(後半) 稲荷大明神の地舞。お膳と鏡と芋を持って舞う。基本の舞「初参舞(はさんまい)」が舞われる。0時11分。
14 四方鬼神地舞(しほうきじんぢまい)前半 幣差の舞。0時29分。


15 四方鬼神(しほうきじん) 東、西、南、北、中王(五方)の神面の舞。0時42分。
※高千穂神楽の「杉登」の「入鬼神」のように素面の地舞の途中で登場する。




14 四方鬼神地舞(しほうきじんぢまい)後半 幣差の舞。0時59分。

16 獅子舞(荒神)(ししまい・こうじん) 獅子と荒神の舞。獅子の霊を祀る。狩猟民族の生活と獅子の共存の姿を伝える神面の舞。1時21分。1時21分。

17 ばんぜき 天鈿女命(あまのうずめのみこと)神面の舞。豊作と子孫繁栄を願うとともに、生活文化を伝えながら廻るオゴゼの役でもある。1時51分。



18 神和(かんなぎ) 大神様ともいい、下照姫(しもてるひめ)の舞で天若彦(あめのわかひこ)を慰め祀る神面の舞。2時14分。

19 四人神崇(よにんかんすい) 五方の神と十二支を鎮め祀る舞。2時42分。
20 一人剣(ひとりつるぎ) 剣の舞。3時32分。

21 大将軍(だいしょうぐん) 武甕槌命(たけみかづちのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)の舞。狩猟生活の表現。柴荒神の地舞。3時50分。

22 柴荒神(しばこうじん) ■(=しんにょう+神)の因由を説き一大三千界の森羅萬像三歳の神祇・神面の舞。4時28分。
神事 5時9分。
23 綱地舞(つなぢまい)、聖(ひじり) 初参舞。5時22分。

24 綱荒神(つなこうじん) 素戔鳴尊(すさのおのみこと)神面の舞。5時54分。荒神と神主の問答あり。
25 綱神楽(つなかぐら) 素戔鳴尊(すさのおのみこと)、八俣乃大蛇(やまたのおろち)退治の舞。6時29分


26 繰落し(くれおろし) 簑・笠取りの舞。農耕文化を説く。衣笠荒神の地舞。7時。



27 衣笠荒神(みかさこうじん) 天神地神を鎮め、天地陰陽を説く神面の舞。7時37分。荒神と神主の問答あり。


28 伊勢神楽(いせかぐら) 岩戸開き解説の舞。8時11分。
29 手力(たぢから) 手力雄明神(たぢからおのみょうじん)、天岩戸の口開けの神面の舞。8時46分。

30 戸開(とひらき) 1+1+1 戸隠雄明神(とがくしおのみょうじん)、岩戸取り払いの神面の舞。岩戸は榊2本を見立てている。天照大神(おあまてらすおおみかみ)役の女面をつけた人が日月を持っており、手力雄明神に後ろから渡して、手力雄明神が舞う。9時。







雨が降り出したため、体育館内へ移動。神庭は解体が始められる。
31 お清(おきよ) 火の神、火伏せの舞。9時25分。


32 百弐拾番(ひゃくにじゅうばん) 12 諸々の神、喜びの舞。参詣者も参加して舞う。十二支を祀る幣差の舞。9時53分。

33 舞上(まいあげ) 神楽の終わりを告げる舞。11時8分。


神戻し 尾八重神社で神事。11時59分終了。






※尾八重神楽は、毎年新暦11月22〜23日に行われます。
※全くの外であるため、一晩中見るということは、寒さとの戦いです。防寒具を忘れずに。
※ビデオ撮影をされる場合は、各自バッテリーをご持参ください。(アンペア数が低いため、コンセントを使用されるとブレーカーが落ち、真っ暗となる可能性が高く、他の人へ迷惑がかかります。)
※神戸市から来られていたIさんが、「今年も来ました。この雰囲気をあまり大勢でおしかけると壊してしまうと思い、僕の言うことを聞いてくれそうな(秘密をだまっていてくれそうな)メンバー7人で今回来ました。」と言われいた言葉が印象的でした。
※国道219号線の「十五番」のバス停から約20キロの山道か谷沿いの道を上りつめた奥に戸数20軒、人口23人の集落がありました。宮崎市に出ている人がほとんどで、村に残った人の内で最も若い人が55歳の人だそうです。少女の舞い手も多かったです。法螺貝が出たり、返閇(へんべ)が多く見られる等修験道的色彩も色濃く残っているようでした。
※今年は、NHKと映画寒川の2つのビデオ撮影が入ったので、照明が明るく映っていますが、毎年照明が入るわけではありません。普通は裸電球で行われますのでかなり暗いです。


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