延岡市北方町上鹿川 今村神楽 平成21年12月12日〜13日 於:上鹿川神楽館
No. | 演目 | 人数 | 内容 | JPG |
神楽館ができたので、庭に張り出し舞台を作る形式から、館内に神庭を作る形式になっています。 | ||||
立山明文書(明治25年)。田尻則之と花田由蔵の名前がある。式の舞「是は俗に四之宮丹願と云う也。」が「猪掛祭とどのような関係があるのか?」を知りたいところです。 | ||||
宮へ神迎え | 全員 | 今村神社へ神迎えに行く。軽トラックで移動。 | ||
1 | 鎮守 | 2 | 15:12〜15:28。宮神楽として鎮守を舞う。 | |
道行き | 全員 | 御神酒上げの後、神殿を1周して、神楽宿へ移動。面様の舞人と面の目の穴がうまくあわず、真っ暗状態で舞うことになり、調整に時間がかかった。それはそれでのんびりした時間を堪能できた。 | ||
舞い込み | 全員 | 軽トラから降りて、神楽館入口で舞い込み。 | ||
2 | 神おろし | 3 | 16:10〜16:34。 | |
3 | 杉登り | 2+1 | 16:34〜17:06。 | |
夕食 | 全員 | 17:06〜18:14。刺身、煮〆、ご飯。 | ||
4 | 太殿 | 4+1(雲綱) | 18:14〜18:45。大菅神楽のように雲を揺らしながらの舞。 | |
5 | 地固め | 4 | 18:53〜19:20。最後に宝渡しがある。ビデオカメラで神庭に入るカメラマン(女性カメラマンだった)がいたので、あとで注意しておきました。マナーを守って見学しましょう。 | |
6 | 幣神ぜ | 2+1(入鬼神) | 19:25〜19:56。 | |
直会 | 全員 | 来客を交えての夕食。煮〆。刺身。ご飯。 | ||
7 | 袖花 | 4 | 21:34〜22:01。 | |
8 | 住吉 | 4 | 22:01〜23:14。 | |
9 | 本花 | 4 | 22:42〜23:14。 | |
10 | 武智 | 4 | 23:32〜23:57。 | |
11 | 大神 | 3 | 0:10〜0:24。 | |
よながり | 全員 | 0:24〜0:59。ぞうすい&大神終了の御神酒上げ。 | ||
余興 | 0:59〜3:06。ほしゃどん達が睡眠中の為、余興が登場。女性の太鼓名人も盛り上がる。演目には無かったがので番外の余興であるが、戸下神楽や南川神楽の「午頭天(下)」の舞の途中に登場するHな入鬼神的な感じを受けた。昔、この近所に住んでいたという人、長崎からの観光客の方々など飛び入り状態が続いた。 | |||
12 | 岩潜り | 1+4 | 3:06〜3:36。 | |
余興 | 3:40〜3:45。なぜか日向名物のひょっとこ踊り。 | |||
雑煮 | 全員 | 4:00頃 | ||
13 | 沖逢 | |||
14 | 正護 | 2 | 6:10〜6:40。 | |
15 | 山森 | 3 | 6:40〜6:53。最初は御花(榊)を持つが、後半は幣・弓・太刀の3人舞。 | |
16 | 柴引き | 1+1 | 7:30〜7:45。榊を持つ人もなぜかアドリブでおもちゃのマスクをかぶっていたのでかなり観客に笑われていた。 | |
17 | 伊勢神楽 | 1 | 7:45〜7:56。 | |
18 | 手力雄 | 1 | 7:57〜8:10。途中、どっさりが取れるハプニングあり。面ははっきり見えますが、どっさりがあるつもりで見てください。次の鈿女も面が途中でずれたので登場が遅くなり、その間、手力雄は時間稼ぎで舞い続けてお疲れのご様子でした。ご苦労様です。 | |
19 | 鈿女 | 1 | 8:18〜8:23。 | |
20 | 戸取り | 1 | 8:23〜8:31。戸は1枚。しめなわでたすきをかけるのは岩井川系の大人神楽などでもある。 | |
21 | 舞開き | 1 | 3:31〜8:56。途中で烏帽子やどっさりが取れるハプニングあり。面ははっきり見えますが、どっさりがあるつもりで見てください。 | |
22 | 注連口 | 4 | 8:56〜9:04。みどりの糸を持って外注連に向かって舞う。 | |
22 | 雲下し | 観客も参加 | 9:04〜9:17。このあと、えりものなど希望者に配られる。 | |
今年度は行わなかった。 | 日の前 | かまどへ行ってへぐろ塗りをして舞う。火伏せ神楽。 | ||
朝食 | 全員 | 煮〆・雑炊。 |
※今村神楽は、毎年12月第2土日行われます。およその日にちが決まっていますが、変更される場合もありますので、あらかじめ日程を確認してください。
※今村神楽は、古文書から本来は三田井系統と思われますが、その後の伝承によって岩戸系統に近い形で残っています。例えば「舞下ろす千代の御神楽舞下ろす今は正面納めまします。」「納めても千代の御神楽舞下ろす今は正面納めまします。」で終わるなど。また、「太殿」では、深角系統の大菅神楽のように雲を揺らすとか、御幣の色が5色(緑・赤・黄・白・紫)などいろいろな地区の要素が見られます。かつては、諸塚村戸下神楽・南川神楽のように神庭が庭先の特設舞台の形でしたが、神楽館ができてからは屋内になりました。民俗芸能は生き物で変化するものだと以前平成7年に行った時とも変わっていたので感慨深いものでした。
※33番中、10番が省略され、ほぼ23番が奉納されました。ほしゃどんが10名ほどしかいないので、深夜から朝方の休憩が待ち長かったのですが後継者が増えてくれることを願うのみです。皆様お疲れ様でした。
表紙に戻る インターネット展示室の目次へ 高千穂の祭りと伝統芸能のページへ
ページ上の文・画像の著作権は特に断りがない限り、高千穂町教育委員会に帰属します。無断複製を禁じます。(2002年5月14日) Takachiho Board of Education © 2002, All Right Reserved.